■アクリル板を切り出す
キュートな、AX125、HX90のデザインなのですが、デザイン上、重要なアクセントとなっている、タンクエンブレムがビニール製のふにゃふにゃで、経年劣化でひび割れ、反り返り、エンブレムの塗装がパキパキに割れてきてみすぼらしくなっていると、ちょっと哀しい気分になります。(写真上側の)
そこで、ヤフオクでいつものように戦おうと思うのですが、あっという間に1万円絡みの戦いになってきます。
で、すっぱりと純正は諦めて、3mm厚のアクリル板でそれっぽいモノを自作してみることにしました♪
まずは、純正から寸法を採って、Pカッターで帯状に切ってやります。
■曲線を切る
プラスチック用電熱工具「ニューホーレル」という要は55Wのはんだごての先が彫刻刀やカッターに付け替えられる工具で、両端の曲線を切っていきます。
KUROCCOは厚紙の上で作業を行いましたが、裏書きの説明書にあるように、金属とかガラスの上で切った方が、引っかかりが少なく、スムーズに切れるようです。
また、熱によってアクリル板が歪むのも防げます。
推奨が2mm厚程度と言うこともあって、3mm厚のモノを切断するには、結構力も必要でした。目の細かい糸鋸のほうが作業が早くて綺麗かもです。
■曲線を仕上げる
「ニューホーレル」では、綺麗な曲線が出ないし、バリは出るしでイマイチの仕上がりなので、120番から800番の耐水ペーパーを使って曲線に切った切断面を慣らしていきます。
一応、この写真の時点では400番まで磨いたところですが、最終的には800番以上のペーパーで磨いた上で、断面にコンパウンドをかけてやると、透明感が戻ってきて、美しい仕上がりになります。
■穴開け
カタナのバフ掛けに使っている充電式ドリルでもって、穴あけを行います。
一度に大きな穴を開けるとクラックが入りそうな予感がしたので、まず2mmの穴を開けて、そのあと純正の穴サイズと同じ4.5mmの穴を開けてやります。
台所で作業していたら、嫁さんにシバかれそうになりましたので、よい子はマネしないでくださいね。(笑)
■曲げ加工を行う
最初は、ドライヤーで暖めて、力一杯曲げたのですが、ほとんど曲がりませんでした。
そこで、湯を沸かしてその中に入れて曲げを行ったのですが、それも効果なし。
途方に暮れていると、嫁さんが見かねてアイロンを出してくれました。当初、温度を「中」にセットして作業していたのですが、曲がらず、「強」にしておいてから片面ゆっくり10数えて裏返してまた10数え、グイっと曲げてみたところ、曲がりすぎました。(^_^;
慌てて元に戻しましたが、まあまあいい角度に曲がってくれたのではないかと思います。
■今日はここまで
まだ、入手出来ていませんが、これに、裏側から白のカッティングシートで、逆文字のYAMAHAロゴと周りの白い楕円を入れてやり、最後に黒のカッティングシートをベタ貼りしてから縁を落としてやれば、そこそこ見られるモノが出来るのではないかと思っています。
夜は、夜更かしすればこうやって作業が出来るのですが、買い損ねた材料は、昼間に時間がないといつまでたっても揃えることが出来ないですね。
出来れば、この試作品を、リトルヤマハミーティングに持っていきたいと思っているのですが。。どうなることやらです。