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管理人(KUROCCO()にメールを出す直前のページに戻る

■ ラリー:チェリッシュつちのこラリー2002 ■

2年以上のブランクから久々のラリー参戦。その理由は、めーしゃから、悪魔のメールが届いたことに由来する。。。。関係ないところは中略するが、こんなメールだ。。

「私の ver 6 は、来年の車両規則変更に伴い、ラリー車としては“ゴミ”になる可能性が高い。よって、チェリッシュに出るとしたら(本当はまだ決心がついていない)ゴミになる前に本当のゴミにしてしまってもいいかな、なんて気持ちが半々。「天国」(と書いて‘クラッシュ’と読む)は、案外確実かもしれないぞ。わっはっはっ。
まぁ、正直クロちゃんのナビは信用しづらいが、それは自称ドラゲーターいやドビゲーターの私が何とかしよう。ところでペースノートはきちんと読めるか?「どこで区切りを入れるか」「いつどの情報を読むか」「ロストしてもすぐ復帰できるか」どうやら計算オタクの“ナビゲーター”には無理のようである。“コ・ドライバー”の仕事がきっちりできる自信があるなら、再び連絡を待つ。」)
(原文そのまま引用

なんとも挑戦的なメールである。(^_^;)

日頃、「自分はめーしゃより上位の立場にある」と裏付けのない妙な自信を持っており、尚かつ、関西のジュニア・シニアでまがりなりにもペースノートの経験があるナビゲータである、この俺様に対し、完走率が5割あたりをウロウロしているドライバー、しかも俺様のナビ優勝をラリー区間完了後クラッシュ&リタイヤという素晴らしい形で妨害した男が、よりによって「信用しづらい」などと。。。これは挑戦以外の何者でもない。。。。

よっしゃ!!その勝負、受けてやろーじゃねーか!!!!

あれ?ライセンス、2年更新してなかったら、新規で取り直しなの????(^_^;)
慌てて木村さんに電話。推薦でライセンスを再取得することに。。。

この人が問題の人です(苦笑)
元画像へ

10月半ば

めーしゃからペースノート関連の資料が宅急便で届く。
「なんじゃこれ?やたら情報量が多くねぇか??(^◇^;) しかも、これまで使ったことのない表記だらけで、30mの直線まで読むような設定になってるじゃん。。しかも。。英語で読むの?」KUROCCO(くろっこ)が大学受験で失敗した理由の8割は英語が苦手なことなのに。。。。

これまで、ペースノートを読んでいたときは、「3R 4Llong C 3L>2(さんのみぎ・よんのひだり・クレスト・さんのひだりがにに)」ぐらいで済んで余裕だったところが、「3R+4Llong40!/C5Rs3L>2(スリー ライト アンド フォー レフト ロング よんじゅう コーション オーバー クレスト ファイブ ライト ショート スリー レフト タイトゥン ツー」てな具合だ。要は、「1」が一番きつく「5(6?)」が一番緩いカーブで「3の右カーブからすぐ4の長い左カーブで40mの直線の後、注意、小さな丘の向こうが5の右のドッグレッグの後3から2にきつくなっていく左カーブですぜ」ってな感じだろうか?(^^;) これまでKUROCCO(くろっこ)が読んでいたペースノートと比較して情報量が充実していることは間違いない。

でも、こんなの聞いてたら、走りに集中できなくて、谷に落ちる確率が高くなるだけじゃないのか???

11月1日(金)

早々に仕事を切り上げて(サボって?)3連休で混み合うレールスターの自由席に乗って、めーしゃの家に行く。この男と早10年の付き合いとなるが、家に行くのは初めてである。コンビニで弁当などを買い、早く寝ればいいのに1時頃まで打ち合わせとバカ話で過ごしてしまう。

元画像へ11月2日(土)

レキ走行日。めーしゃは現在、広島県は府中市に住んでいるので、ラリー開催地となる岡山県哲多郡大佐町には、ヒバゴンで有名な、広島県比婆郡東城町まで北上して、東城ICから新見ICを中国道で走り、また下道を20km以上というルートとなる。当然、KUROCCO(くろっこ)は助手席でのんびり出来るモノだと思っていたのだが、めーしゃがKTSで借りている代車を運転しないといけない羽目に。。。しかも細い舗装林道を延々10km以上も走って。。「くろちゃんよく付いて来れたね」だって。。結局100km程の道のりなのに約2時間。。アベ50km/hか。。遅いなぁ。。。

ともあれ、現地到着。早速レキ走行の申し込みをすると、「ををっっ!懐かしい顔ぶれが。。。」みんなやっぱしまだ続けていたんだね。

で、いよいよ10時過ぎからレキ開始。2回ずつ走行できるので、1走目はめーしゃの指示通りペースノートを書き込み、2走目はペースノートを読みながら走って、読むときの区切り位置を確認するというスタイルを取った。

しかし。。ダートのSSが5本ある中の3本はガレガレのガレ場。ボディの両サイドは草が当たってるし路面もイヤな感じだし、落石はあるし、倒木はあるし。。。めーしゃに「これって!(コーション)マーク付ける?」って聞いたら「フルコーションだからいいよ」だって。。。(^◇^;) 抑えて走ってもらうことにしよう。。。

ここはこの先両サイドに草の葉が当たっていました。
元画像へ

あと、大佐山の毎年恒例のSS区間内には池の横を通過していくところがあるのですが、KTS界隈では、「めーしゃが池まで辿り着けるか?(当然池に落ちるという期待を含んでいる)」というのが話の争点になっていました。ここで、池が見えたら3の右カーブなのですが、めーしゃは3度確認しても「3の左」と言ってました。よっぽど池に入りたかったのでしょうが、KUROCCO(くろっこ)は泳ぎが苦手なのでちゃんと「3の右」に修正しておくことにしました。(^_^;)

途中、レキ用のコマ図の不備等もあり、ちょっと時間がかかりながらも何とかレキは終了。19時過ぎに、その日の宿に到着。食事を済ませ、走り書きのペースノートを読みやすい形に清書していく。学校の宿題でもこんなに丁寧にやらないっつーの!でも、明日これによって命がかかるかも知れないと思うと、思わず指先に力のはいるKUROCCO(くろっこ)であった。。。結局清書は22時頃までかかってしまいました。

元画像へ11月3日(日)

いよいよ。ラリー開催日。KTSからは、めーしゃとKUROCCO(くろっこ)コンビの復活に天国を期待して、木村社長自らがサービスに参加して下さいました。

サービスの皆様、寒い中ありがとうございました。→


ドライバーズミーティングには今回の主催者である全日本ドライバーでもある田口盛一郎さん(アジパシドライバーの田口勝彦さんのお父さんと言った方が今は分かりやすいのだろうか?)を始めとして、ラリー開催に尽力して下さった、岡山県の県会議員さん、倉敷市の市会議員さん、大佐町の町長さんの代理の方などがお見えになっていました。ラリーは公道を使う競技なので、こういった方達の協力が無くしては成り立たないのですが、特に岡山は充実しているので、住民だったら一票投票したい気持になりますね。やぱし。

これは表彰式風景。商品を渡しているのが田口盛一郎氏。
元画像へ

元画像へ今回は、限りなくWRC(国際格式)に近いTC式でのラリーで、これまでの計算区間の多い国内格式のラリーとは一線を画す感じでした。「ナビゲータ=計算のみ」の図式から一端離れることで、ちょっと気合いが入ります。

スタート前風景。気合いが入ってくるところです。→


いよいよスタート。早速OMCPを見落としたような気がしますが、TC方式で、ラリコンの出番はほとんどない状態だったので、気にせずそのままSS!へと向かいます。

SS1

いきなりガレ場。(^_^;) 無駄にリタイアしても仕方ないので、最初は抑えて行く作戦だったし、このコンビでペースノートを使うのは初めてだったのでとりあえず、ペースノートのタイミングあわせを目的にすることにした。。

しかし。。。英語で、これまでやったことのない情報量を読み上げていくせいで、全然読んでいる内容と流れていく風景が一致しない。。(^_^;) それでもなんとか、と思って読んでいましたが、ラスト間際の一番スピードの乗るセクションで完全にロスト(ペースノート上での自車位置が分からない状態)してしまった。。足を引っ張っただけだなぁ。。

SS2

舗装SS。ここでも、まだ読んでいる内容と景色が一致しない。。。なんとかロストせずに最後まで読んだけど、タイミングはバラバラ。。このままではめーしゃとの勝負に負けてしまう。。。

SS3

グレーダーを入れた、とってもフラットなダート林道で、KUROCCO(くろっこ)も必死でペースノートを読む。少しずつ風景とマッチしてきた。

このSSが終わって、プールされているCクラスの車を見ていると。。。あれ??7台だ。。確か11台のエントリーのはずなのに。。もう残り7台と言うことは。。ビリにさえならなければ6位入賞じゃないか!今月末にとちとちの初めての誕生日を控えたKUROCCO(くろっこ)は、とちとちへ「入賞」という手土産を渡す父親の力強い(?)姿が脳裏をよぎった。

ひーふーみーよー。。。あれ?もう残り7台???
元画像へ

その直後、「ペースを落として完走狙いに変えよう」迷わずめーしゃに提案する姿がゼッケン26のインプレッサの中にあったのは言うまでもない。。。。(^_^;)

SS4

SS3の復路となるSS。少しずつ英語&複雑なめーしゃのペースノートのコツも分かり始めてきたが、まだまだ満足できるレベルではない。先にリタイアしてしまった的場兄弟のCR−Xを横目で見ながらSSを終了。

元画像へSS5

今回最大の難関と思われたガレガレの林道だったが、走ってみるとSS1の方が難しかったような。。。思いの外スムーズに進む。

TC5風景。気分は国際ラリー!!→


SS6

SS1の再走となるSS6。さぞかし轍も掘れて、走りにくくなっているだろうと思って、スタート前にめーしゃにさらなるペースダウンの指示を出すが、大失敗。荒れるどころか、適度に草や石が飛ばされて、一走目よりも余程走りやすい。でも、途中でギア抜けが発生。ミッションが壊れたんじゃないかと思うほどギアが入らなくて、おそらく10秒以上ロスをする。

SS7

件の「池」のある高速舗装ステージ。池まではなんとか辿り着けそうだ。こういうステージは、ナビとしてはスピードが乗りすぎて怖いのだが、今回はペースノートに専念。コーナーとコーナーの感覚が開いているせいか、我ながらこれまでで一番いいタイミングでペースノートが読める。

読んだ通りのコーナーがちゃんと迫ってくる。これって気持いーじゃん。で、めーしゃもちゃんと聞いたことを理解して走っているのが横でよく分かる。うん。海外ラリーでドライバーとナビゲータじゃなく、ドライバーとコ・ドライバー(副運転手)という表現をするのがよく分かる。

池のあたりでめーしゃを罠にはめようと思ったわけではないがちょっとペースノートでとっちらかったが、池に落ちずになんとかゴール。。サービス地点である。

元画像へサービス

レグ1でダートのSSは全て消化して、残りは舗装SSしかないという状態だったので、ここで満を持して舗装用ラリータイヤに交換。これでさらなるタイムアップを狙う。

めっちゃ寒いことになっております。(^_^;) →


SS8

大佐山ダウンヒル。本来、ここで、舗装用ラリータイヤのアドバンテージが生きてくるはずだったが、なんと皮むきもしていない新品タイヤでしかも初めて履く銘柄と言うことで全然アドバンテージにならない。

横で乗っていてもちょっとピーキーな印象で、ズバッと滑って、滑る速度が速い感じ。めーしゃがコーナーの度にアプローチの仕方を変えてタイヤにあわせようとしているのが分かるが、うちレベルのドライバーでは、なかなか一朝一夕にはいかないものである。(実はここは3番時計で、このラリーでのベストポジションであった。。)

SS9

ちょっと細めの舗装林道。めーしゃはエアをちょっと調整して少しゆったりした特性を出そうとする。だいぶいい感じに乗れてきていたのだが、ゴール間際でスピン!結構速度も乗っている!

ここまで我慢強く読み続けていた皆さんにやっぱし天国を見せることになるのか!

問題のタイヤに交換中。このおかげで。。。
元画像へ

しかし、壁には届かず180度回ってエンジンもストールしたため、エンジン始動&2回の切り返しで約20秒のロス程度で済む。

めーしゃはこれでクラッシュを覚悟したと後で言っていましたが、実は結構綺麗にスピンしたので実はナビとしては壁には当たらないと思っていました。しかし、掴みかけていたペースノートだったが、暗くなるにつれ、また景色が一致しなくなってきていた。

案外、今のが序曲で、クライマックスはSS10でペースノートを読み違えて池に転落というオチが待っているのでは???バキッ!!☆/(x_x)

SS10

いよいよ最終SS。SS10は前半は、落ち葉のたっぷり落ちたスリッピーなコースで、後半はSS7の再走となるハイスピードなステージとなる。前半はともかく、後半のSS7の再走部分は、全開走ったときに、最もペースノートを読むテンポがもっとも合っていたところなので、ここは一発気合いを入れてペースノートを読まなければ。。。

しかし。。。うーん。。SS10の前半はともかく、SS7の再走となる部分もイマイチの出来。やっぱ暗いせいかなぁ??ペースノートを読んでいると、もっとドライバーに分かりやすいタイミングを探ろうとしすぎて、却って読むのが遅れたりするようです。

これ以上は、やぱしもう少し慣れないと無理のようです。

走行している間に、GOAL!ちょっとナビとしては納得いかない結果だったけど、人の良いめーしゃは、「良かったよ」と言ってくれてましたが。。。あんなんで良いはずがない!ずぇったい。

ゴール後

TCカードを提出した後、1レグの暫定順位がでていたので見てみると。。なんとクラス7番?つまり。。。ドンケツ!?大ショックです。めーしゃも昔に比べて独自理論でないまともなライン取りになってリカバリも上手くなったし、充分5〜6位にいると思ったのに。。自信のあったSS7でさえ6位タイとは。。エントランスが減ったとは言え、やっぱ残っているのは強者ばかりなのですね。。そう簡単には入賞できないもんです。レグ2ではスピンもしているし、入賞は100%逃したとここで思いました。

元画像へオマケ1:よく見ると「準国内」の文字が逆さ。




オフィシャルに転倒を祈られたモノと思われる(。_・☆\ ベキバキ →

ふむぅ。。せっかくうちのサイトが盛り上がるはずの天国ネタを見送って、真面目にペースノートを読んだのに、なんてこったい!!

元画像へオマケ2:めーしゃと一緒だと何事も無事に済まない。




翌日、○ッショーストアの商談に遅れました。→

でも、表彰式前に、ファイナルのリザルトを見ると、なんとか6位入賞!!

しかし。。。。今回はエントリーも完走も少なかったから、副賞はともかく楯もトロフィーも出ない???(;_q))クスン
せっかく二晩会えなかったとちとちへのお土産にしようと思ったのに。。。世の中甘くないもんです。。。

リザルトはこちら。。笑っちゃってくださいね。。

Last Update : 2003/06/28

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